第１回
主語を相手に変えるだけ
でお見合いは成功する

お見合いで交際につながる
方法を知りたいですか？

• お見合い相手が楽しく過ごせるようにリードしましょう
• 相手に関心を寄せてたくさん話をしてもらいましょう
• プロフィールを読み込んで、深い関心を寄せておきましょう
• 挨拶のテクニック
• 会話のコツ
• 会話を盛り上げるテクニック

あなたがお見合いで断られる理由

　

あなたがお見合いで断られる理由は、自分のことばかり話しているからです。

お見合いでどうやったら自分の魅力が伝わるか、そればかり考えていませんか？

あなたのお見合いの目標は相手に好意を持ってもらい、交際につなげることです。

お見合いの1時間で好印象を持ってもらえなければ、二度と会えないのがお見合いだからです。連絡先の交換もできません。

一方、お見合いをクリアして仮交際に進んだら連絡先の交換もできるし、デートも重ねられます。

例えばマリーさんという女性とお見合いが成立したとしましょう。

お見合いの成立率は平均で10％程度だという統計があります。やっと成立した貴重なお見合いです。ここは確実に初デートにつなげたいですね。

ところが、ちょっとしたマインドの持ち方でお断りを回避できる男性がたくさんいるのです。どんなマインドでお見合いをすればよいのでしょう。

お見合いは、あなたの自己アピールの時間ではないのです。自分だけたくさん話したり、マリーさんを見定める質問をしたりしないという心づもりでいましょう。マリーちゃんが楽しく過ごせるようにリードしてあげましょう。

これだけで、ぐっとお見合いの成功率が上がることでしょう。

マリーさんは幸せで楽しい家族を築きたいと思ってお見合いに来ているからです。

自分のことを話すのは自己PRではなく自己開示という心持ちで会話をしてください。

マリーさんとはLINEなどの連絡先を交換してからゆっくり時間をかけてお互いの話をしていけばいいのです。1時間で自分のことをわかってもらおうとするのは無理ですし、良い結果にならないのでやめておきましょう。

お見合いで好きになってもらう方法

人は自分に関心のある人を好きになります。

お見合い相手に好意を持ってもらうためには、相手の関心を引こうとするよりも、相手に純粋な関心を寄せましょう。

犬が人に愛される理由は人間に最大限の関心を寄せているからにほかなりません。

お見合いではたった1時間という限られた時間でマリーさんに好意をもってもらう必要があります。

視点を変えて想像してみましょう。

初対面のマリーさんが、あなたのことをもっと知りたいという表情でにっこり見つめてほほえんだらどう感じますか？

あなたの趣味や好きなことについてたくさん質問してきて、話題を膨らませてくれたらそれだけでマリーさんに良い印象を持つのではないでしょうか？

高学歴高収入のハイスペックの男性がキャバクラの女性と恋に落ち結婚する理由は、ずばりコレです。キャバクラの女性はこのコミュニケーション術のプロなのです。

キャバクラの女性のコミュニケーション術はあなたに関係ないと思っていませんか？

このコミュニケーション術はトップセールスマン、偉大な政治家や成功している経営者だけではなく、誰もが持つべき心がけだといえます。

相手に誠実な関心を持つという習慣を身に着けたら、お見合い相手をデートに誘えるようになるだけでなく、ビジネスでも成功することができ、円満な家庭を築くことができるようになりますよ！

お見合い前日にすること

お見合いでは前日から自分の気持ちを盛り上げて、マリーさんに深い関心を寄せておきましょう。

遅くとも1時間前にはプロフィールを読んで準備しておきましょう。

相手の話したいことをとにかく想像するのです。どこかに相手のこだわりが書いてあるかもしれません。

遠慮がちに添えてあるたった一言がとっても大きなこだわりや好きなことだったりすることが多いです。

人はこだわりが大きければ大きいほど、他人に理解されないと思っていることも多く、なかなか人に話せなかったりするものです。

人は自分の話に熱心に耳を傾けてくれ、自我を満足させてくれる相手が大好きです。

お見合いでの挨拶のコツ

挨拶には簡単なテクニックがあります。前日から膨らませたマリーさんへの興味で目を輝かせ、親しみをこめた渾身の挨拶をしましょう。

挨拶は早い者勝ちです。主導権を握りましょう。

相手に先に真っすぐな視線を笑顔とともに送りましょう。

どんなに相手が美人で気後れしたとしても、背筋を伸ばして自信をもって堂々と振舞いましょう。

お見合いでの会話のコツ

挨拶が終わり飲み物のオーダーも済みました。さてあなたは初対面のマリーちゃんとどうやって話せばいいのでしょうか？

簡単な方法があります。

ずばり、主語を「私」から「マリーさん」に変えるだけでいいのです。

人はみな自分の話が大好きなので、会話の主語はほとんどが1人称です。

ですから、会話で2人称を多く使う人には人が寄ってきます。さんまさんは話し上手ではなくて聞き上手ですね。さんまさんのことを嫌いだという人は少ないのではないでしょうか？みんな自分の話を聞いてもらいたくてたまらないからです。

特に女性は自分のことを話すことが大好きです。途中で話を遮られたり、自分の話へ持っていかれたりすると心の中で静かに怒ります。

もうその瞬間から早く帰りたくて仕方なくなります。

ウイーンの有名な心理学者アルフレッド・アドラーの有名な言葉を紹介します。

「他人のことに関心を持たない人は、苦難の人生を歩まねばならず、他人に対しても大きな迷惑をかける。人間のあらゆる失敗はそういう人たちの間から生まれる」

知らないうちに相手の機嫌が悪くなったのに原因がわからないといった経験はありませんか？その経験とこのアドラーの言葉を一緒に思い出してみましょう。

お見合いでマリーちゃんがゴルフの話を始めたとします。ラッキーなことにあなたもゴルフが好きだったとします。共通点が見つかって嬉しいですね！

共通の話題が見つかった時でも主語は「マリーさん」です。マリーさんの好きなゴルフ場、そこのゴルフ場の景色はどんな感じなのか？お気に入りのゴルフショップの魅力は何ですか？なるほどマリーさんは○○が好きなんですね。私も好きです。などと会話をマリーさん中心に膨らませていきましょう。

相手の好きな話題について聞いているうちに、相手のことを知ることができるのと同時に、マリーさんは大満足で、今日のお見合いは楽しかったと思うことでしょう。聞いてもらえた満足感からあなたに好意をもってもらえる確率がぐっと高くなることでしょう。

お見合いで会話がはずむコツ

これまで相手に関心を持つということをお話してきましたが、主語をすべて2人称の「マリーさん」にするのではありません。

自己開示は親密になるために重要です。あなたのことを相手も知りたがっています。

相手に質問されたら心を開いて答えることも忘れないようにしましょう。そして共感できるところが見つかったら大いに盛り上がりましょう！

まとめ

お見合いの目的は好意をもってもらうことです。

相手に純粋に関心を持ち、相手の話したいことをたくさん喋ってもらいましょう。主語を2人称にするだけで聞き上手になれます。

次回のコラムの予定

２微笑みは人柄を作り上げる

３名前を覚えよう　（LINEの名前は20文字まで変えられる）

４ほめるより聞け

５相手のこだわりを見つけて話題にしよう

６尊敬するところを見つけてそれを伝える